Day124 : 士師記 粒ぞろいの面白エピソード満載
2017.2.13 124日目です。
最後の表、総章数が間違っていることに気付きました。
今回からちゃんと「1,189」になっています。
だんだん、聖書を読まないと気持ち悪くなってきました。
いつも朝の通勤時に読んでいるのですが、土日電車に乗らない時も読むことが出来ました。
士師記、面白い。
色々な人がどんどん現れて様々な事をします。
三国志や日本昔話読んでるみたいです。(三国志は漫画でしか読んだこと無いけど)
昔話独特の、少し不思議な話や寓話的に読める話がいっぱいあって楽しい。
6:17ギデオンはまた主に言った、「わたしがもしあなたの前に恵みを得ていますならば、どうぞ、わたしと語るのがあなたであるというしるしを見せてください。
6:21すると主の使が手にもっていたつえの先を出して、肉と種入れぬパンに触れると、岩から火が燃えあがって、肉と種入れぬパンとを焼きつくした。そして主の使は去って見えなくなった。
この部分、色々な人の口を通して伝わってきた感じ、昔話の感じがとてもあってすっごく好き。杖の先だけが空中に現れる。素敵。
9:52アビメレクはやぐらのもとに押し寄せてこれを攻め、やぐらの入口に近づいて、火をつけて焼こうとしたとき、 9:53ひとりの女がアビメレクの頭に、うすの上石を投げて、その頭骸骨を砕いた。 9:54アビメレクは自分の武器を持つ若者を急ぎ呼んで言った、「つるぎを抜いてわたしを殺せ。さもないと人々はわたしを、女に殺されたのだと言うであろう」。その若者が彼を刺し通したので彼は死んだ。
「人々はわたしを、女に殺されたのだと言うであろう」とか言ってる事実まで記録される事で、石臼に当たって清く死ぬよりも恥ずかしい姿を全世界に未ださらし続けるアビメレク。
今まで、聖書で主人公として取り上げられてきた人たちは、非常識であってもいい人ばっかりだった気がするのですが、
ならず者でサイコパス気味のアビメレクが燦然と登場してびっくりした。
このアビメレクが王様になる時、
色々な木が相談して木の王を立てようとする喩話が出てくるのですが、これはまさにグリム童話的で、寓話、童話のルーツを垣間見た気分です。