Day125: グレた金太郎のようなサムソン
2017.2.14 125日目です。
士師記の最初の方は、一人救済者が生まれるとその後40年の平和が訪れていましたが、12章の終わりには、くるくるとリーダーが変わりまさに世も末。
13:15マノアは主の使に言った、「どうぞ、わたしたちに、あなたを引き留めさせ、あなたのために子やぎを備えさせてください」。 13:16主の使はマノアに言った、「あなたがわたしを引き留めても、わたしはあなたの食物をたべません。しかしあなたが燔祭を備えようとなさるのであれば、主にそれをささげなさい」。マノアは彼が主の使であるのを知らなかったからである。
14:5かくてサムソンは父母と共にテムナに下って行った。彼がテムナのぶどう畑に着くと、一頭の若いししがほえたけって彼に向かってきた。 14:6時に主の霊が激しく彼に臨んだので、彼はあたかも子やぎを裂くようにそのししを裂いたが、手にはなんの武器も持っていなかった。しかしサムソンはそのしたことを父にも母にも告げなかった。
14:8日がたって後、サムソンは彼女をめとろうとして帰ったが、道を転じて、かのししのしかばねを見ると、ししのからだに、はちの群れと、蜜があった。 14:9彼はそれをかきあつめ、手にとって歩きながら食べ、父母のもとに帰って、彼らに与えたので、彼らもそれを食べた。しかし、ししのからだからその蜜をかきあつめたことは彼らに告げなかった。
「ちびくろさん●」だ!!
「ちびくろさん●」のトラがバターになるエピソードは、インパクトのある変な話として日本では面白ネタの定番ですが、
キリスト教圏の人が「ちびくろさん●」を読んでも、
「まあサムソンの時もはちみつになったし、物語の中ではありえない話ではない」とか思うのかしら。
日本人で昔話に親しんでいると、
「竹の節から女の子がうまれても、桃太郎という事例もあるし、物語の中ではあり得ない話でなはい」って感じですもんね。
異性が近寄ってきてその怪力の秘密を知ろうとするところ。昔話フレーバーがあふれていて最高です。
サムソンの最期は涙なくしては読めない。
サムソンにしか出来ない死にかただったでしょう。
正直言ってサムソンは無茶苦茶。
サックリ人殺しするし。
でも謎の魅力に満ち溢れたトリックスターな人物。
聖書に興味がなくても、士師記13章~16章おすすめです。
最近は無料で読めるからね。