Day 147 :歴代誌上1章謎の人「セイル」はエサウの土地の居候
2017.3.2017.3.8 147日めです。
以前、歴代誌上一章を家系図にしてみたのですが、
biblechallenge30.hatenadiary.jp
途切れてる(ように見える)ところがあるんですよね。
それがここ
38セイルの子らはロタン、ショバル、ヂベオン、アナ、デション、エゼル、デシャン。
歴代誌上1章では、この38節にポツンと言及されているだけの謎の人物。
聖書全文で検索してみました。
こういうところは、本当にパソコンって便利です。紙だと大変。
なんと、セイルは人物ではなく地名だったみたいです。創世記の時代からある土地のようです。ひっかけ問題!!
創世記36章
ここ怪しいね。
20この地の住民ホリびとセイルの子らは次のとおりである。すなわちロタン、ショバル、ヂベオン、アナ、 21デション、エゼル、デシャン。これらはセイルの子ホリびとから出た族長で、エドムの地におった。
そうそうここです!こうなるとやっぱり人名だったのか?
この色が濃くなってる「セイル」が問題の人物。
エドムの地というのは
イサクの子エサウ。イスラエルに長子の権利を取られたエサウ(家系図セイルからみて左上)の土地ということ。
セイルっていうのは山とその周辺の名前のような気がするんだがー。
セイルはホリびとだということで、ホリびとで聖書全文検索。
うーん。他の部分ではまったく言及されてないのか?突然出てきた人なの?
いや納得いかないよね。こうなったら意地だよね。
創世記36章(KJV)
These are the sons of Seir the Horite, who inhabited the land; Lotan, and Shobal, and Zibeon, and Anah,
ホリびと=Horite
Horiteで聖書全文検索!!
あ!36章以外に14章6節にも書いてあった!でかした全文検索!
6and the Horites in their mount Se´ir, unto El–pa´ran, which is by the wilderness.
6セイルの山地でホリびとを撃って、荒野のほとりにあるエル・パランに及んだ。
セイルの山に住んでいるホリびと。おそらく同一部族と見て良いでしょう。でも撃たれてるね。なんぞ?
5十四年目にケダラオメルは彼と連合した王たちと共にきて、アシタロテ・カルナイムでレパイムびとを、ハムでズジびとを、シャベ・キリアタイムでエミびとを撃ち、 6セイルの山地でホリびとを撃って、荒野のほとりにあるエル・パランに及んだ。
あれー…ソドムとゴモラを撃つ準備運動としてしっかり撃たれてしまってますね。
たとえばセイルの子ロタンで検索してみても
いままで調べた以上の事はでてきませんね。
コレ以上の捜索は難しそうです。
ひとまず結論!
セイルはエサウの所の居候。同じ土地に住むものとして記録された。すぐに連合した王たちに撃たれる。
キリストへ通じる本流は、アブラハム→イサク→イスラエルの方。セイルの子孫はこの本流とは関係なさそうです。イスラエルの子孫の系譜は歴代誌上2章から書かれています。
チョイ役に振り回されたという結論になりましたが、歴代誌上には、アダムとイブから連なるイスラエルの民以外にも、そこに住んでいた人たちが記録されていることがわかりました。
あー頑張った!