出エジプト記1-6
血の花婿って何でしょう?
息子を割礼する→皮をモーセの両足につける→「あなたは私にとっての血の花婿です!」→主がモーセに手をかけるのをやめる
何かのおまじない?
私は、ヤコブが天使と格闘した話を思い出します。
あれは、不義理をした兄に会いに行く前夜の出来事でした。
今回の血の花婿事件も、モーセが使命を負ってエジプトに向かう途中です。
きっと二人はこの時、神様の命令だとしても本当は気が進まなかった。
すごくやりたくなかったのだと思います。
ヤコブは一晩中そのプレッシャーと格闘することで克服した。
モーセはプレッシャーに潰されそうになった時、奥さんの行動に助けられて、エジプトにいく決意が固まった。
ということなのではないでしょうか。
うだうだとエジプトに行きたがらないモーセに対して、神様が怒りをあらわにするシーンがあります。
私は、神様が怒ることは別に不思議だと思いません。
私が馴染んでいる仏教では、不動明王という仏様がいます。
睨みを利かせて牙を剝き、威嚇の表情をした鬼のような仏様です。
なぜ不動明王が怒った顔をしているのか、
それは、優しく言っても理解できない私たちを叱ってまで、正しい道に導きたいという気持の表れです。
単純に同化して考えては行けないとは思いますが、
本当に大切な人のためなら、真剣に怒れるのが真心だと思います。